家づくりで後悔しない!窓選びの完全ガイド
- 純 小池
- 6 日前
- 読了時間: 4分
「注文住宅で3000万円もかけたのに、なんだか普通の家になってしまった...」
そんな後悔をしたくないあなたに、今回は窓選びの鉄則をお伝えします。実は、窓ひとつで家の印象は劇的に変わるんです。
なぜ窓選びが重要なのか?
窓は「家の顔」です。外観の美しさを左右するだけでなく、室内の快適性や光の入り方、そして何よりあなたの暮らしの質に直結します。
でも、多くの方が窓選びで迷ってしまいます。
どんな種類があるの?
どの色を選べばいいの?
配置はどう考えればいいの?
そんな疑問を、専門的な知識を分かりやすく解説していきます。
知っておきたい主要な窓メーカー3社
まず、日本の住宅で使われている窓の大部分を担っているのは以下の3社です
1. LIXIL(リクシル)
2. YKKAP(ワイケーケーエーピー)
3. 三協立山アルミ
実は、同じ「白」や「黒」でも、メーカーによって微妙に色合いが違います。
外壁との相性を考える時は、この3社の色見本を実際に見比べることをおすすめします。
窓の種類とそれぞれの特徴
引き違い窓:コスパ重視の定番
メリット
最も安価で手に入る
大きなサイズも作れる
一般的で使いやすい
デメリット
「普通すぎる」印象になりがち
気密性がやや劣る
デザイン性に欠ける
「なんか普通の家だね」と言われたくない方は、引き違い窓の使い方に工夫が必要です。
横滑り窓:デザインと性能のバランス
メリット
すっきりとした見た目
高い気密性
デザイン住宅によく採用される
デメリット
高い位置に設置すると開閉が大変
チェーンやオペレーターが目立つことがある
縦滑り窓:風を取り込む「ウィンドキャッチャー」
メリット
風を効率的に室内に取り込める
縦長でスタイリッシュ
気密性が良い
デメリット
開閉にスペースが必要
雨の侵入に注意が必要
フィックス窓(はめ殺し窓):景色を楽しむ
メリット
最もすっきりした見た目
景色を美しく切り取る
枠が細くガラス面が大きい
デメリット
開閉できない
換気や掃除に工夫が必要
窓選びで失敗しないための4つのルール
ルール1:「桟(さん)」の数を意識する
桟とは、窓ガラスを区切る枠のことです。桟が多いと
景色が細切れになる
すっきり感が失われる
掃除が大変
フルオープンの窓は開放感がありますが、閉めている時の見た目も考慮しましょう。
ルール2:窓枠の太さにこだわる
最近の窓は枠がどんどん細くなっています。細い枠の窓は
より大きくガラス面が見える
景色が広く感じられる
モダンで洗練された印象
少し高くても、枠の細い窓を選ぶ価値があります。
ルール3:外と内の色を使い分ける
現在の窓は、外側と内側で違う色にできます。
例えば
外側:黒(外壁に合わせて)
内側:白(室内の壁紙に合わせて)
これにより、外観と内観の両方で理想的な仕上がりが実現できます。
ルール4:配置のデザインルールを活用する
シンメトリー(左右対称)
整った美しい印象
初心者でも失敗しにくい
格調高い仕上がり
連続配置
細長い窓を並べる
リズム感が生まれる
ヨーロッパの建築のような印象
ランダム配置
上級者向けテクニック
個性的で印象的
設計者との綿密な打ち合わせが必要
ライン合わせ
窓の上端や下端を揃える
すっきりとまとまった印象
模型での検討が効果的
窓選びで後悔しないための実践アドバイス
1. 実物を必ず確認する
カタログだけでなく、ショールームで実際の窓を見て触ってください。
2. 外観と内観の両方を検討する
外から見た時と、室内から見た時の両方をシミュレーションしましょう。
3. 周辺環境を考慮する
隣家との距離、道路からの見え方、日当たりなどを総合的に判断します。
4. 将来のメンテナンスも考える
掃除のしやすさ、部品の交換可能性なども確認しておきましょう。
まとめ:窓は「内と外」の両方で考える
窓選びの極意は「内と外の両方を考える」ことです。
外から見て美しい外観になるか
室内から見て快適で美しいか
機能性と美しさのバランスは取れているか
これらを総合的に判断することで、3000万円の価値ある家づくりができます。
窓ひとつひとつにこだわることで、「さすが注文住宅!」と言われる家が完成します。
ぜひ、今回お伝えしたポイントを参考に、理想の窓選びをしてください。
この記事があなたの家づくりの参考になれば幸いです。
窓選びで迷った時は、必ず専門家に相談し、実物を確認してから決定することをおすすめします。
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