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【新築・注文住宅】収納で失敗しない!プロが教える「収納量の数値化」完全ガイド

はじめに:なぜ収納で失敗する人が多いのか?


「一般的な収納量だから大丈夫です」


住宅会社の担当者からこう言われて安心していませんか?


実は、この「一般的」という言葉こそが、新築で収納不足に悩む最大の原因なのです。


人によって荷物の量は全く違います。


  • 20代女性と40代男性では持ち物が違う


  • 趣味や職業によって必要な収納も変わる


  • 家族構成やライフスタイルで大きく差が出る


このブログでは、建築コンサルタントが実際に使っている「収納量を数値化する方法」を完全解説します。


この方法を使えば、引っ越し後に「収納が足りない!」という最悪の事態を確実に防ぐことができます。


第1章:「畳数の罠」に騙されるな!


同じ4.5畳でも使い勝手が全然違う理由


多くの人が陥る「畳数の罠」をご存知ですか?


例えば、同じ4.5畳の部屋でも


  • 正方形に近い部屋(2.7m × 2.7m)


  • 細長い部屋(1.8m × 4.05m)


畳数は同じでも、細長い部屋には「通路だけの無駄な空間」ができてしまいます。


収納で重要なのは「寸法」です


畳数だけで判断するのは危険!


  • 畳数 → あくまで広さの目安


  • 寸法 → 実際の使い勝手を決める


収納計画では、必ず「寸法」で考えることが成功の鍵です。


第2章:ウォークインクローゼットの落とし穴


「ウォークイン = 収納力抜群」は間違い!


Instagram や YouTube でよく見る素敵なウォークインクローゼット。


でも実は、同じ面積なら壁面クローゼットの方が収納力が高いことがあります。


なぜウォークインの方が収納力が劣るのか


  • 人が入るスペースが必要


  • その分、ハンガーパイプや棚の面積が削られる


  • 4マス使っても実際の収納は3マス分程度


賢い選択をするポイント


  1. ウォークイン = 荷物が多く収納できるという思い込みを捨てる


  2. 同じ面積なら壁面収納の方が収納量が多い場合がある


  3. 収納を考える時は必ず寸法で判断する


第3章:収納する「モノ」を具体的にリストアップしよう


収納するのは服だけじゃない


収納計画で見落としがちなのが、適材適所の収納です。


収納場所を考えるべきアイテム例


  • 玄関周り: 靴、ベビーカー、スリッパ、キャンプ用品


  • キッチン: 炊飯器、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカー


  • リビング: 掃除機、季節家電、趣味のアイテム


  • 各部屋: 服、本、おもちゃ、家電


家電の収納も要チェック


特にキッチン家電は要注意です。


  • 炊飯器を玄関に置く人はいない → キッチン近くに収納が必要


  • 家電の種類と数は人によって大きく違う


  • 後から「家電が入らない」では遅すぎる


第4章:【実践編】収納量を数値化する方法


最も確実な方法:現在の荷物を測る


手順:


  1. 今住んでいる家の荷物の寸法を全て測る


  2. 数値化した資料を作成


  3. 新しい家の間取り図と照らし合わせる


  4. 収納が足りるかどうかを数値で判断


具体的な測定方法


クローゼットの場合


  • 横幅をメジャーで測定


  • ハンガーパイプの使用量を測定(例:2.7m)


  • 収納ボックスの個数をカウント


  • 枕棚の使用状況を確認


靴の場合


  • 家族全員の靴の数をカウント


  • 一般的な靴のサイズ:縦30-35cm、横25-30cm、高さ20-25cm


  • 必要な収納の長さを計算(例:10足なら2.5m)


子供の成長を考慮する重要性


注意点


  • 子供は成長するため、現在の荷物量で計算してはダメ


  • 将来的には大人と同じ収納量が必要


  • 子供の収納量 = 両親と同じ量で計算する


第5章:家電・家具の寸法管理


見落としがちな家電・家具


チェックすべきアイテム


  • 家電: 炊飯器、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカー等


  • 家具: ソファー、ダイニングテーブル、本棚、ベッド等


  • サイズ: 横幅、奥行き、高さを全て測定


新築時のトラブル防止


よくある失敗例


  • カップボードに家電が入らない


  • ソファーが大きすぎて部屋が狭く見える


  • 搬入できないサイズだった


対策


  • 持参予定の家電・家具は全て寸法を測定


  • 新しく購入予定のものはカタログで寸法確認


  • 間取り図で設置可能かチェック


第6章:【応用編】コンセント計画も数値化


見落としがちなコンセント不足


収納計画と一緒に考えるべきなのがコンセントの数です。


個人で必要なコンセント


  • パソコン:1個


  • スマートフォン:1個


  • 家族4人なら最低8個は必要


家電で必要なコンセント


  • キッチン家電:炊飯器、電子レンジ、トースター等


  • リビング:テレビ、Wi-Fiルーター、掃除機等


コンセント不足の回避方法


  1. 現在使用している家電をリストアップ


  2. 各家電で必要なコンセント数をカウント


  3. 設計図のコンセント計画図と照合


  4. 不足分があれば設計段階で追加


第7章:【実践ツール】家電収納リストの活用


数値化を簡単にするツール

収納の数値化を効率的に行うために、**「家電収納リスト」**というツールを活用しましょう。


リストに記載する項目


個人別(主人・奥様・子供)


  • 服: ハンガーパイプの長さ(m)、収納ケースの個数


  • 靴: 個数


  • 家具: ベッド、机、椅子のサイズと個数


  • 本・おもちゃ: 収納に必要な長さと高さ


  • PC・携帯: 個数とコンセント数


共用エリア別


  • 玄関: 靴、ベビーカー、キャンプ用品等


  • キッチン: 家電の種類・サイズ・コンセント数


  • リビング: 家具・家電のサイズとコンセント数


  • 洗面・脱衣所: 収納用品と家電


作成時のポイント


効率的な作成方法


  1. 家族全員で1日がかりで作成


  2. 各自がメジャーを持って担当エリアを測定


  3. 将来買い替え予定のものは新しいサイズで記載


  4. 寸法は大まかでOK(30cm、50cm程度の精度)


第8章:間取り図との照合方法


実際の照合手順


  1. 家電収納リストの完成


  2. 間取り図(平面図)の確認


  3. 寸法の比較


    • リストの収納量:2.7m


    • 新築の収納幅:3.0m


    • → 収納量は足りる!


  4. コンセント数の確認


    • リストの必要数:8個


    • 設計図の設置数:6個


    • → 2個不足、追加が必要


確認すべき図面


建築会社から受け取る図面


  • 平面図(間取り図)


  • 展開図(各部屋の壁面図)


  • 照明・コンセント計画図


これらの図面と家電収納リストを照合することで、数値的に収納の過不足を判断できます。


まとめ:収納で失敗しないための5つのポイント


1. 「一般的」という言葉を信用しない


あなたの荷物量は、あなたにしかわからない


2. 畳数ではなく「寸法」で判断する


同じ面積でも形状によって使い勝手が大きく変わる


3. 現在の荷物を数値化する


最も確実で客観的な判断材料になる


4. 子供の成長を考慮する


将来的には大人と同じ収納量が必要


5. コンセント計画も同時に検討する


収納だけでなく、電源の確保も重要


最後に:この方法の価値


この「収納量の数値化」という方法は、一般的には知られていない専門的なテクニックです。


しかし、新築で収納不足に悩まないためには絶対に必要な知識です。


数値化のメリット


  • 客観的に収納の過不足を判断できる


  • 設計段階で修正が可能


  • 引っ越し後の「失敗した!」を防げる


  • 予算を適正な収納量に振り分けられる


少し手間はかかりますが、一生住む家での後悔を防ぐためにも、ぜひこの方法を実践してください。


あなたの家づくりが成功することを心から願っています!

 
 
 

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