☔️ あなたの家、大丈夫?知らなきゃ損する「雨漏り7大リスク」と対策まとめ
- 純 小池
- 6月30日
- 読了時間: 3分
注文住宅で一番後悔する理由のひとつが**「雨漏り」**。建てた直後は気づかないのに、数年後にじわじわと「やっちまった…」と感じる代表的なトラブルです。
ここでは、実際に多くの住宅現場を見てきたプロの立場から、雨漏りの原因とその対策方法を7つに絞って分かりやすく解説します。
① サイディングの目地劣化
最も多いのが、外壁材(サイディング)の継ぎ目=コーキングの劣化。
これが切れたり縮んだりすると、そこから雨水が侵入して内部の壁や構造材が腐ってしまいます。
▶️ 対策:耐久性の高いシーリング材(高耐久シーリング)を選ぶか、そもそも目地のない「ノンシーリングタイプ」を検討しましょう。
② 飛び込み営業による「不安あおり」
「外壁がヤバいです!」と突然訪問してきて不安を煽る営業が後を絶ちません。
本当はそこまで劣化していないのに、高額な補修工事をすすめてくるケースも。
▶️ 対策:焦って契約せず、必ず建てた工務店や第三者機関(ホームインスペクターなど)に診断を依頼しましょう。
③ 薪ストーブの煙突まわり
おしゃれな薪ストーブには注意も必要。
煙突は屋根や壁を貫通するため、防水施工が甘いと雨漏りの原因になります。
▶️ 対策:煙突部分の防水は特に慎重に。
板金や防水シートの正しい納まりをプロと一緒に確認してください。
④ ノキゼロ(軒無し)住宅
近年人気の「軒ゼロ住宅」はすっきりしたデザインが魅力。
でも、軒がないことで雨が壁に直接当たり、漏水リスクが高くなります。
▶️ 対策:地域の気候(風・雨の方向)を踏まえ、必要であれば最小限の軒や水切りデザインを検討しましょう。
⑤ バルコニー・ルーフバルコニー
見晴らしが良く、BBQにも最適に見えるルーフバルコニー。
でも実際には「使わなくなる」家庭が大多数。そして一番のリスクは、防水材(FRPなど)の劣化です。
▶️ 対策:本当に必要かを検討。
設ける場合は、紫外線に強い防水素材や勾配、排水計画をしっかり立てることが重要です。
⑥ 陸屋根(平らな屋根)
「モダンな家にしたい!」と選ばれがちなフラットルーフですが、構造的に水が溜まりやすく、排水不良が起こりやすいです。
▶️ 対策:屋根に適切な勾配を持たせ、排水口の設計も入念に。
さらに、定期的な清掃も前提とした設計にすることが理想です。
⑦ 屋根材を突き破るビス施工
最後は施工現場の“あるある”トラブル。
屋根材にビスや金具を打ち込む際、防水層まで貫通してしまい、雨水がじわじわ侵入するケースがあります。
▶️ 対策:屋根上の施工は慎重に。
必ず専用金具を使用し、防水補強を施した上で施工するよう依頼しましょう。
✅ 雨漏りは「起きてから対処」では遅すぎる!
雨漏りは放置すればするほど、壁の中で腐敗・カビ・シロアリを引き起こし、補修費用が数十万円〜百万円超になることも。
あなたの家を守るためには、
設計時の雨仕舞い設計
素材選びの判断力
施工時のチェック体制
この3つをしっかり把握することが大切です。
雨漏りで「後悔する家」にしないために、今できる対策を一緒に始めましょう。
知識を持つことが、最強の予防策になります!
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