【新築・注文住宅】食洗機は本当に必要?7000組接客のプロが教える失敗しない選び方
- 純 小池
- 2025年8月6日
- 読了時間: 6分
はじめに:なぜ食洗機選びで迷うのか?
新築やリフォームを検討する際、多くの方が悩む設備の一つが食洗機です。
「住宅系YouTuberAさんは絶対必要と言っているけど、Bさんは不要と言っている...」
「建売住宅には標準でついているから、うちも入れた方がいいのかな?」
「みんな付けているから、付けておけば間違いないでしょ?」
このような考えで食洗機を選んでいませんか?
実は、これこそが食洗機選びで失敗する最大の原因なのです。
7000組の接客経験を持つ建築コンサルタントが、あなたのライフスタイルに本当に合った食洗機選びの方法を徹底解説します。
第1章:「みんな付けているから」の罠
バンドワゴン効果に騙されるな
現在、多くの建売住宅や注文住宅で食洗機が標準装備されています。
住宅展示場でも当たり前のように設置されているため、
「みんな付けているから、うちも付けよう」
という心理が働きがちです。これを心理学では「バンドワゴン効果」と呼びます。
忘れてはいけない大切な質問
「誰のための家を建てているのですか?」
YouTuberのための家ですか?
住宅展示場のための家ですか?
他の人のための家ですか?
答えは「NO」です。あなたとあなたの家族のための家です。
他人の意見や一般的な傾向に流されず、あなたの生活スタイルに合った選択をすることが重要です。
第2章:【タイプ別診断】あなたに食洗機は必要?
タイプ1:ファミリー層(3~5人家族)
特徴:
夫婦2人+子供1~3人
共働きが多い
朝・昼・晩の食事で食器を多用
食器使用量:
1日あたり:30~50個の食器
手洗い時間:30分~1時間/日
年間計算:8~15日間を食器洗いに費やす
結論:食洗機を強く推奨
365日のうち約2週間分の時間を食器洗いに使っているなら、その時間を家族との時間や自分の時間に充てる方が有意義です。
タイプ2:夫婦2人暮らし(在宅ワーク・子供なし)
特徴:
在宅ワークで家での食事が多い
夫婦2人のみ
まだ若く、体力に余裕がある
食器使用量:
1日あたり:20~25個の食器
手洗い時間:15~25分/日
年間計算:4~5日間を食器洗いに費やす
結論:どちらでも可(判断が分かれる)
年間4~5日程度なら「手洗いでも問題ない」と考える人と「それでも時間がもったいない」と考える人に分かれます。
タイプ3:料理・食器好きの方
注意が必要なケース
「料理が好きだから大型のフロントオープン食洗機が欲しい!」
この考えは実は危険です。なぜなら:
大皿や鍋が入らない場合が多い
作家物の食器は食洗機NGの場合が多い
結果的に使えない食器ばかりになる
料理好き・食器好きの方ほど、慎重に検討が必要です。
タイプ4:高齢夫婦
意外な盲点
「高齢だから食器も少ないし、手洗いで十分」と考えがちですが、実は高齢者こそ食洗機が必要な場合があります。
理由:
腰の負担軽減
手の力が弱くなり、しっかり洗えない
衛生面での心配
ただし、軽く開けられるタイプを選ぶことが重要です。重い扉の食洗機は逆効果になります。
第3章:【サイズ選択】本当に必要なのは何cm?
4人家族程度なら45cmで十分
プロの結論:4人家族程度であれば45cm程度の標準タイプで一般的に足ります。
大型食洗機を検討すべきケース:
5人以上の大家族
来客が多い家庭
パーティーを頻繁に開く家庭
将来を考慮した選択
重要な視点:
子供は成長し、やがて独立する
夫婦2人に戻った時に大型食洗機は必要?
大型食洗機の分、収納スペースが減る
料理好きの方ほど、収納スペースの確保も重要です。
第4章:【フロントオープン型】メーカー別比較
1. Miele(ミーレ)
特徴:
海外製フロントオープンの老舗ブランド
洗浄力・静音性ともに最高レベル
価格: 70~80万円
デメリット:
高価格
200V電源が必要(後付け不可の場合が多い)
こんな方におすすめ:
予算に余裕がある方
最高品質を求める方
2. Rinnai(リンナイ)
特徴:
日本メーカー初のフロントオープン
性能もしっかりしている
デメリット:
乾燥機能がやや弱い
水滴が残りやすい
上カゴの高さが固定
こんな方におすすめ:
国産メーカーを希望する方
ミーレより価格を抑えたい方
3. Panasonic(パナソニック)
特徴:
現在最も人気の高い食洗機
乾燥機能抜群
サポート体制も充実
静音設計
価格: 中程度
こんな方におすすめ:
バランスの取れた性能を求める方
アフターサービスを重視する方
迷ったらこれを選べば間違いなし
4. BOSCH(ボッシュ)
特徴:
コストパフォーマンス重視
海外製で乾燥機能強い
価格: 40~50万円
デメリット:
水滴が残りやすいとのクレームが多い
こんな方におすすめ:
価格を抑えつつ海外製を選びたい方
デザイン重視の方
第5章:失敗しない食洗機選びの5つのポイント
1. 他人の意見に流されない
「みんな付けているから」ではなく、あなたの生活スタイルで判断する
2. 現在だけでなく将来も考える
子供の成長、夫婦の高齢化など、ライフステージの変化を考慮
3. 料理・食器好きこそ慎重に
大型食洗機を付けても使えない食器が多い可能性を検討
4. サイズは控えめに
45cm程度の標準サイズで大半の家庭は十分
5. 収納とのバランスを考慮
食洗機の分だけ収納スペースが減ることを忘れずに
第6章:【実体験】建築コンサルタントが食洗機を採用しなかった理由
プロの選択
7000組の接客経験を持つ建築コンサルタント自身は、自宅に食洗機を採用していません。
理由:
大皿スタイル:大皿に料理を盛り、そこから各自取り分けるスタイル
作家物の食器が多い:食洗機NGの食器ばかり
食器使用量が少ない:手洗いで十分な量
重要な気づき
すべての設備選択において共通する考え方
自分たちの生活スタイル
現在と将来のバランス
本当に必要かどうかの冷静な判断
これらを考慮することで、後悔しない家づくりができます。
まとめ:あなたに最適な食洗機選択のために
チェックリスト
□ 家族構成と食器使用量を把握している
□ 現在だけでなく将来のことも考慮している
□ 他人の意見ではなく、自分の生活スタイルで判断している
□ 料理好きの場合、本当に使える食器かチェックしている
□ 収納とのバランスを考慮している
最終的な判断基準
食洗機は「あったら便利」ではなく「本当に必要」かどうかで判断しましょう。
3人以上のファミリー → 食洗機推奨
共働き夫婦 → 食洗機推奨
料理好き・食器好き → 慎重に検討
高齢夫婦 → 軽いタイプの食洗機を検討
パナソニックが現在のイチオシ
迷った場合は、パナソニックのフロントオープン型が現在最もバランスが取れています。
性能・機能・デザインのバランスが良い
アフターサービスも充実
価格も適正
おわりに
食洗機選びは、家づくりの中でも特に個人差が出やすい設備です。
大切なのは、あなたと家族のライフスタイルに合った選択をすること。
流行や他人の意見に惑わされず、本当に必要かどうかを冷静に判断してください。
後悔しない家づくりのために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
※この記事は建築コンサルタントの実体験と7000組の接客経験を基に作成しています。
最終的な判断は、実際にショールームで実物を確認した上で行うことをおすすめします。







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