【徹底解説】注文住宅の照明計画で失敗しないための基礎知識
- 純 小池
- 2025年3月24日
- 読了時間: 5分
~インテリアと健康を左右する“光”の考え方・ポイントを学ぼう~
「照明をどうすればいいか分からない」「明るくしたいけど、おしゃれな空間に憧れる」という悩みを抱える建築オーナーさんは多いはず。
実は、照明計画はただ明るければ良い、ただおしゃれならOKとは限りません。
どの部屋で何をするか――“生活スタイル”を意識した照明こそが、満足度の高い家づくりを実現します。
本記事では、照明の基礎から「明るいVS暗い」それぞれのメリット・デメリット、そして生活空間ごとの具体的な考え方を分かりやすく解説。
注文住宅やインテリア計画を失敗しないための照明の基本をぜひ学んでください。
目次
なぜ照明計画で失敗する?「明るい空間」VS「薄暗い空間」の混乱
照明計画の結論は「生活を意識した照明」
部屋別アドバイス:明暗を使い分ける考え方
3.1 LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
3.2 寝室・子供部屋
照明計画の具体的テクニック|スイッチ・配線・調光
まとめ|照明こそ家づくりの要
1. なぜ照明計画で失敗する?「明るい空間」VS「薄暗い空間」の混乱
YouTubeやSNSを見ていると、
「LDKはしっかり明るく照らすべき!」
「いや、おしゃれにしたいなら暗め+間接照明を取り入れろ!」
と、真逆の意見が並んでいて混乱しがちです。実際、どちらも間違いではありません。
大事なのは、ご家族の暮らし方や使う時間帯・用途を軸に考えるという視点。
たとえば、寝る直前の空間までまぶしいほど明るいと、脳が活性化して眠れなくなるケースがある一方、暗すぎるリビングでは作業や読書がしづらいでしょう。
「明るければ良い」「デザイン重視で薄暗くすべき」という“極端”な結論だけを取り入れると、生活に不便が生じます。
2. 照明計画の結論は「生活を意識した照明」
● 人間の睡眠サイクルを乱さない照明
朝に太陽の光を浴びて「セロトニン」が分泌され、日中は元気に活動
夜になると暗くなり「メラトニン」が増えてスムーズに睡眠
強い人工光(照明) を夜でも浴び続けると、体内リズムが崩れ疲労が蓄積
● 薄暗い空間がもたらす“癒し効果”
全体が光々と明るいと、活動的になる一方で落ち着きが乏しくなりがち
一部分をほんのり照らす間接照明 や スポット照明 で明暗をつければ、ホッとできる空間が演出できる
● 部屋の使い方で「明るい」「抑えめ」を使い分ける
子供部屋・書斎・洗面所 など、作業や集中を伴う空間:全体をしっかり明るく
リビング・寝室・ゲストルーム など、くつろぎや睡眠目的の空間:明暗をつけ、穏やかな照明 に
ポイント「どの部屋で、いつ、何をする?」を想像して光の量・種類を決めると、失敗が激減します。
3. 部屋別アドバイス:明暗を使い分ける考え方
3.1 LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
(1) リビングは“家族のくつろぎ”優先
家族全員が夕方以降に集まる 場合、真っ白な光のダウンライトだけだと落ち着かない
ソファ周りやテレビ周辺 はスポット的に照らし、他のエリアは控えめ にすると「安らぎ」UP
(2) ダイニングは“食事シーン”に合わせた照度
朝食時は太陽光を取り込めるよう、窓配置が重要
夜は、テーブル上がハッキリ見える程度 の明るさ+間接照明で雰囲気づくり
ダウンライトに加え、ペンダントライトをテーブル上に 垂らす事例も多い
(3) キッチンは“手元が暗いと危険”
まな板周辺・シンクなど足元も含めてしっかり照らす
暗いキッチンはケガのもと。デザインと安全性のバランス を大切に
3.2 寝室・子供部屋
(1) 寝室は“一気に消灯”でなく段階的に暗く
強い光→突然オフ だと、脳が興奮状態から切り替わりづらい
小さめのスタンドライト でベッド周りだけ照らし、少しずつ照度を落とす
(2) 子供部屋は勉強するならデスク周りを明るく
全体を超明るくしなくても、机や作業場所 だけを重点的に照らせる照明を用意
一方で、就寝前は落ち着いた明暗になるようスイッチの切り替え で対応が理想的
4. 照明計画の具体的テクニック|スイッチ・配線・調光
(1) “複数系統のスイッチ”を用意する
スイッチ分け によって、必要に応じて使い分け
例:ダウンライトを2~3グループに分割/間接照明と全体照明を分ける など
朝や掃除時に全点灯→ 夜リラックス時は一部消灯…とシーンごとに調整
(2) スポット・ライティングで手元だけ明るく
読書や勉強、趣味作業 にはスタンドライトやスポットライトを活用
全体の空間は抑えめでも局所だけ明るく できるので、家族と同じ空間にいても作業効率を損なわない
(3) 天井を“ダウンライトだらけ”にしない
ダウンライトを均等に並べすぎると天井が賑やかすぎる 見た目に
壁面の間接照明 や ペンダント照明 を組み合わせることで、空間デザインの幅が広がる
5. まとめ|照明こそ家づくりの要
明るい/暗い の二極論でなく、使う部屋・時間帯・目的 を意識して配光を計画
LDKなら リビングはくつろぎ優先+ダイニングは食事しやすさ、キッチンは安全重視
寝室・子供部屋 は段階的に暗くなる照明 or スポットライトを組み合わせて快眠・作業効率を両立
“複数スイッチ” “スポットライティング” などテクニックでシーンに合わせた切り替えが便利
照明はインテリアを際立たせると同時に、健康や日常の快適さを左右する重要要素。
しっかり計画してこそ、「暮らしやすく・心地よい注文住宅」になります。
ぜひ、設計段階から“生活を意識した照明の使い分け”を検討してみてください。







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