【地鎮祭とは?】建築オーナーが知っておきたい地鎮祭の流れ・服装・費用まとめ
- 純 小池
- 2025年4月1日
- 読了時間: 6分
「家づくりの設計も終わり、いよいよ工事が始まる!」というタイミングで耳にするのが“地鎮祭”。
「なんとなく神様にお願いする儀式」というイメージはあるけれど、「本当に必要なの?」「どう進めればいいの?」と戸惑う方も少なくありません。
本記事では、地鎮祭がどんな儀式なのか、当日の流れや服装、費用相場までを分かりやすくまとめました。
人生に一度あるかないかの大切なイベントを、ぜひ“かっこよく”成功させましょう!
目次
そもそも地鎮祭とは?
地鎮祭の流れをチェック!
地鎮祭の服装・当日の持ち物・費用は?
地鎮祭をさらに意味あるものにするコツ
まとめ:地鎮祭をしっかり楽しんで、良い家づくりを!
1. そもそも地鎮祭とは?
● 建物を建てる「土地」の神様にご挨拶する儀式
地鎮祭(とちんさい)は、工事が本格スタートする前に、その土地の神様へ「土地をお借りします」「安全に建物を建てられますように」とお願いする儀式。
「としずめのまつり」とも呼ばれ、古くは690年頃から貴族が行っていたとされます。
江戸時代以降、庶民にも広がりました。
● 実は神様が3柱いる?
地鎮祭では、一般的に「氏神様」「産土神様(うぶすながみさま)」「鎮守神様(ちんじゅがみさま)」など、3柱の神様を招いてお祈りを捧げるといわれています。
ただし、地域や神社によって呼び名が異なる場合も
● 地鎮祭は“やる or やらない”は自由!
昔は「必ず行うもの」と考えられていましたが、現代では強制ではありません。
もし「やるべきか迷っている」「気持ちだけは表したいけれど大がかりにはしたくない」という場合、お酒・お塩・お米を四隅にまいて簡易的な祈りを行う方もいます。
一方で大切な家づくりなので、正式な地鎮祭を行って“安心感”を得たいという方も多いです。
2. 地鎮祭の流れをチェック!
地鎮祭は、主に**神主さん(神社の方)**が儀式を進行します。
全部で12工程ほどありますが、オーナー自身が参加するのは2~3工程なので、身構えすぎなくても大丈夫です。
● 地鎮祭の主な流れ(ポイント部分のみ抜粋)
修祓の儀(しゅばつのぎ)
参加者全員を清める儀式。オーナーは起立して頭を下げるだけ。
降神の儀(こうしんのぎ)
神様を土地にお呼びする。こちらも起立してお辞儀をする程度でOK。
献饌(けんせん)・祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主さんが神様へお供え物を渡し、安全祈願を述べる。
四方払い(しほうはらい)
神主さんが敷地の四隅にお米や塩、紙をまいて土地を清める。
刈初の儀(かりそめのぎ)・穿初の儀(うがちぞめのぎ)
建築士・施主(オーナー)・施工者の3名で行う「草を刈る&土を崩す」儀式。
オーナーが担当するのは主に「穿初の儀」。
「鍬(くわ)」を持ち、砂山を崩しながら**「えい、えい、えい!」**と声を出すのがポイントです。
声の大きさ=気持ちの大きさ。恥ずかしがらずに元気よくやると場が引き締まります!
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串(枝木)を神前に捧げて二礼二拍手一礼。
「工事が安全に進みますように」「良い家になりますように」と、心の中でお祈りをする大切なタイミングです。
撤饌(てっせん)・昇神の儀(しょうじんのぎ)
神主さんがお供え物を下げて、神様をお見送りします。
直会(なおらい)
参加者全員でお神酒をいただき、和やかに締めくくる。
車で来た場合は、飲む振りだけでもOK。
残った分は土地にまいて清めれば問題ありません。
※神主さんの指示に合わせて進行しますが、**オーナーが恥ずかしがる必要は一切なし!**とにかく「堂々とやる」のが成功の鍵です。
3. 地鎮祭の服装・当日の持ち物・費用は?
● 服装は“清潔感”が大事
「スーツ・ネクタイ必須」ではなく、季節や天候に合わせて清潔感のあるスタイルならOK。
真夏にスーツ+ネクタイだと暑すぎて体調を崩す可能性も。
真冬はコートを着用しても大丈夫。汚れや破れのない、落ち着いた服装を意識しましょう。
● 日程は「建築吉日カレンダー」や神社に相談
大安や友引などの暦注(れきちゅう)よりも、建築上の吉日を重視する地域・神社も。
神社に直接「いつがよいですか?」と聞くか、工務店が手配してくれる場合は建築吉日カレンダーを参照すると安心。
● 必要なもの&費用
玉串料(初穂料)
相場は3~5万円程度。ただし、地域や神社によって異なります。
「お気持ちで」と言われる場合は、上記金額を目安に用意すればOK。
地鎮祭後に神主さんが片付けを始めた頃を見計らって、封筒に入れて「本日はありがとうございました」とお渡しするのが一般的。
お供え物やお酒
地域によってはお米・お塩などを摂取(オーナー)側で準備することも。
工務店または神社に事前に確認しましょう。
「何もいらない」地域も多いので、必ず事前に問い合わせるのが無難。
沈め物(しずめもの)
地鎮祭後、神主さんから箱状の「沈め物」を渡されます。
これを建物の基礎下に埋めることで、土地に神様を鎮めるという意味合いがあります。
忘れないよう、当日に施工業者へ渡すのがおすすめ。
4. 地鎮祭をさらに意味あるものにするコツ
● 最後に一言、皆に想いを伝える
儀式のラスト(直会あたり)には、**「これから工事をよろしくお願いします」「みなさんの安全と健康を願っています」「最高の家にしたいと思います」**といった気持ちを、オーナー本人から伝えるとベスト。
職人さんや工務店側も「頑張ろう!」と気合が入ります。
地鎮祭は土地の神様への挨拶だけでなく、**“一丸となって家を建てる”**気持ちを共有する場でもあるのです。
● 参加者は無理せず、テントや椅子を用意
夏の暑さや冬の寒さを侮れません。高齢者がいる場合は椅子の準備を。
工務店が手配してくれることが多いですが、必要に応じて「テントをお願いしたい」とリクエストしましょう。
● 近隣への配慮も忘れずに
地鎮祭は敷地を使うため、道路から丸見えになりやすい。
30~40分ほど行う儀式なので、簡単な挨拶やご案内を近隣にしておけば、トラブル回避にも役立ちます。
5. まとめ:地鎮祭をしっかり楽しんで、良い家づくりを!
地鎮祭は“必須”ではないものの、長年続いてきた日本独特の儀式。
大きな声で「えい!えい!えい!」と鍬入れするなど、少し恥ずかしい部分もありますが、人生の大イベントと考えて思い切り楽しみましょう。
服装や費用、当日の進行は神社や工務店に相談しながら進めればOK。
自分の思いや感謝を形にして伝えることで、チーム一丸となった家づくりが始まります。
ぜひ地鎮祭を有意義なものにしてください。素敵な住まい完成へのスタートを、心から応援しています!







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